58 風をよべ





何にもない退屈な日々。もっと、もっと、もっと、刺激が欲しい。





俺が海を好きな理由。

波と風と天気をみてコロコロ変わる情景。

それをいち早く察知して、様々策を練って、それでもうまくいかない時だってある。

だから、また考える。どうすればいいのかってことをさ。

それは、毎日俺を飽きさせない。



女の子に声をかけるのだって同じ。

どうすれば笑ってくれるのか?俺の誘いに乗ってくれるのか。

でも、さ。これは簡単なんだ。ちょっとほめれば簡単に乗ってくれるから。

「可愛いよ」「綺麗だよ」「その服よく似合っている」「まるで花の様」

海のように難しくない。考えなくていい。

だから、すぐ新しいものへ興味が移っちゃうんだ。



風があれば、強い風があれば、もっとこの退屈は埋まるのに。

海にだけじゃなく、もっと強い風があれば。





そんな自分の前に吹き荒れたとんでもない暴風。

可愛らしい笑顔を向けて、あっさり笑う神子姫様。

やりたい放題、危険なところだってかまわないで、気づけば白龍の剣をもって飛び出す。





まったく…とんでもない風を呼んじまったみたいだな。





*あとがき*

初ヒノ望。ヒノって何となく冷めてるところがある気がするのは私だけでしょうか?

神子様はほんとやりたい放題!そこが好きなのさ!