知盛×望美 銀×望美 将臣×望美 譲×望美 ヒノエ×望美 弁慶×望美 あとがき













知盛×望美



「キスしていい?」

そういうと知盛はニヤリと笑い何も言わなかった。

長い間一緒にいるとわかる。

これはOKという証拠。

それじゃ…とばかりに望美は口づける。

そっと、優しく彼の唇に触れる。



「…とももり。」

顔を真っ赤にして望美が顔を上げる。非難めいた声。

彼はそんな様子も全く意に介さず、深く唇を貪ったあと、からだに口づけていく。

口づけを求めたのはこの為だろう、と言わんばかりに。

そんなつもりじゃなかったんだけど。

でも、それに抗うことは、全然出来なかった。





銀×望美



「キスしていい?」

そういうと銀は「おや?」という顔をした。

「神子様がそのような事を言うのは珍しいですね?」

「あ、駄目だった?」

「いいえ。とてもうれしいですよ。」

とても素敵な笑顔で彼が微笑むから、そっとキスをした。



「もう一回、今度は私から。」

唇を離すと返答の余地も与えないまま彼は口づける。

それは、自分に溺れさせよとする、深い、ふかい、口づけ。

簡単に翻弄されて、いつの間にか溺れていた。





将臣×望美



「キスしていい?」

将臣は見ていた雑誌を落としそうになった。

「何言っているんだ?いきなり。」

自分からキスをせがんだことはあるが、望美から言われたのは初めてだ。

何かの作戦か?おねだりか?

望美は顔を赤くしてうつむいてぼそりという。

「ただ、キスしたくなっちゃっただけだったの。…じゃあ、いいや。」

ちょっと拗ねた声。でも本当に残念そうに言う。

「おい、誰が駄目だって言ったよ。」

「いいの?」と嬉しそうに望美は微笑む。

それはそれは幸せそうに。



(昔からこの笑顔に弱いんだよな。)

彼女の唇は子供の頃のイチゴの香りとは違って、

それでも、甘い香りがした。





譲×望美



「キスしていい?」

譲は飲んでいた柚子茶を思い切り喉に詰まらせた。

「譲君、大丈夫?!」

「すみません…大丈夫です。…あの、その、いきなり…。」

「うん、キスしたいな…って思ったの。…駄目ならいいんだけど。」

本当にすまなさそうに望美が言う。

どこか恥ずかしそうな彼女の様子に、それだけで胸が高鳴る。

「い、いや!駄目じゃないです!」

慌てて、けれどここぞとばかりはっきりと告げる。

「本当?」

「はい。」

嬉しそうに微笑んで望美が自分に口づける。

一緒に飲んでいた柚子茶の香りがした。





ヒノエ×望美



「キスしていい?」

「どうぞ?」

にっこり笑って望美がキスをする。

ほのかに潮の香りがする気がした。



「これで、お終い?」

残念そうにヒノエが聞く。

同時に引き寄せられ、ヒノエのひざの上に乗せられその腕の中に納まる。

「え…これ以上は…恥ずかしい…。」

小さな声で望美が必死に答える。

「そっか…残念だな。いきなりどうしたの?キス、なんて珍しいしね。」

「え…何となく…キス…したくなっただけ…。」

うつむいて顔を真っ赤にして、更に小さな声で答える。

その様子が可愛くて更に苛めたくなる。

「もう一回キスしてよ。思いっきり甘いキスを、ね。」





弁慶×望美



「キスしていい?」

「ええ、いいですよ。」

柔らかい声で弁慶が言うから望美は安心して口づけた。

「…ありがとうございます。」

急に恥ずかしくなったのか、望美はうつむいてしまった。

「お礼なんていいんですよ。それよりもそのお顔を見せてください。」

「え…恥ずかしい。」

「どうして恥ずかしいんですか?」

「だって…」

「僕は幸せでしたのに。」

「本当?」

「本当ですよ。なので、出来ればもう一度その幸せを味わいたいのですが。」







あとがき

銀髪兄弟は、キスした後、それ以上のことに強引に持ち込む。

有川兄弟は、望美ちゃんの発言に戸惑いつつも、あっさり受け入れる。

熊野組はそれ以上のことに、望美ちゃんからするように仕向ける。

以上私の勝手な妄想です!

ついでにこれには続きがあって、デートしたときにどこを触るか…という妄想もあります(笑)

有川兄弟は手(繋ぐ)熊野組は腕(組む…組ませる)

銀髪兄弟は腰(!)

ちなみにここに出てこない人達は…どうも私の妄想が働かなかった模様。

って言うか彼らは望美ちゃんから「キスしていい?」なんて聞かれたら、

思いっきりフリーズするような気がして…(笑)

それが彼らのいい所。